石井院長コラム『記憶力が悪い子の勉強法…熱く語ってみました(^^♪』

 

石井院長コラム

記憶力が悪い子の勉強法…
熱く語ってみました(^^♪

A Study Method Born from Struggle — For Every Student Who Tries


石井院長

受験生・勉強テクニック

医学部合格への道

今回はいつもと趣向を変えて、"受験生に役立つ勉強テクニック"を紹介します。

7月に入り、そろそろ夏期講習の季節になりました。みなさんのお子さんはいかがお過ごしでしょう。

以下は、努力しているわりに成績が伸びず苦労している子、特に暗記科目に苦労している受験生が対象です。
たとえ今、成績が底辺に埋もれているとしても以下を実践するなら大逆転間違いなし。それではさっそく始めましょう。まずは、格言から…

(格言1)『まずは己を知ること。それによって勉強方法は異なる

この格言はとても重要です。よく受験生に東大合格者や医学部合格者の勉強方法をまねて努力する子がいます。偏差値60以上あれば、それでさらに成績アップが図れるかもしれません。しかし偏差値40台以下の普通の子が、同じ方法で勉強しても苦労するだけ。まず成績は伸びません。成績をグンと伸ばしたいのであれば、自分の今の能力にあった勉強法を取り入れなければいけません。

私の場合、高校時代は理数系は得意なものの、覚えが悪く、歴史、地理といった暗記科目が大の苦手でした。大学受験は科目の選択が可能なので苦手な暗記科目はある程度避けられます。ところが、医学部に入ってからはそうはいきません。ほぼ100%記憶が勝負の世界。私の得意分野の数学・物理はなんの役にも立ちません。当然、患者さんの前で、病気の名前も診断方法も治療方法も覚えていなければ、やぶ医者以下。患者にとっても、きわめて迷惑千万な話です。となると、自分の記憶力の悪さを嘆いてもしようがない。とにかく、悪い記憶力をカバーする方法を見つけ出すしかありません。そのためにいろいろ試し、行きついたのが、受験生、特に"やる気はあるのに覚えが悪い子"にも役立つ以下の方法です。

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1)授業中に習うことをすべて覚えようとはしない
(できない子ほど、すべてを覚えようとして結局、挫折します)

2)授業時間中にテストに出そうな重要なポイントを拾い出す
(こういう意識で臨むと授業に自然に集中することになります)

3)この拾い上げた重要ポイントを箇条書きにまとめる
(箇条書きが長文になるなら、複数の短文に分割します…覚えやすくなります)

4)この箇条書きにされたものだけを何十回もくりかえし復習する。
(これで知識の幹を作ります。この段階でテストで6割以上の成績はいけます)

※ さらに問題集を説いて枝葉をつけ、徐々に知識を広げていく
(問題集に出てくる問題はすべて重要なポイント集です)

※ その他、定期試験・模擬試験終了後、模範解答を見ながら必ず復習
(これは成績上位者に共通する習慣です)。

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上の1)~4)の、より具体的な作業方法は以下の通りです。

・授業を聞きながら、教科書や配布資料・ノートの重要部分をマーカーでしるしをつける
(1行か、せいぜい2行程度の箇条書きにできるようにマーカーをひく)

・授業後、それらを市販の白単語カードに書き写す
(1枚当たり、読み上げて15秒以下の簡潔で短い文章で)

・この(重要ポイント)カードは1時間の授業あたり20個以内とする。
(欲張らないで10~20個程度に絞るのがこつ)

・通学電車内でそのカードを繰り返し復習する
(20枚のカードなら、すべて見直しても5分程度で済みます)

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記憶力の悪い子に陥りがちな誤りは、記憶力の良い子と同じように60分の授業内容をすべて覚えようとすること。結果、ポイントが絞れず、ほとんど記憶に残らない。しかし、重要と思われる部分だけをまとめた5分程度のカードであれば、相当記憶力が悪い子でもそれだけなら覚えられます。しかも、この5分の内容で実際に試験に出る6割以上がカバーされるので、無駄がない。

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…(以下は高校生にはお勧めしません。てきぱきと下準備の作業ができる大人の勉強法です)…

私の場合、実際には紙のカードではなく、音声カードにしました。箇条書きされたものを一つ一つ声を出して読み上げ、ボイスレコーダーで録音します。一つの音声カードは10数秒程度のMP3音源として保存。こうして1時間の授業あたり音声カードが20個できることになります。つまり、1時間の授業の要点20個、合計で5分以内にまとめられることになります。(ちなみに医学部は1日に7時間授業があったので、1日に作るカード数は120-140個ほど。週あたり600-700個の音声カードが追加されていきます)

このように、授業の重要ポイントを一度録音しておくと、道を歩いている時も、夕食の弁当を求めてスーパーで買い物をするときも、途切れなく聞いていられます。1日の中で寝ている時間やシャワーを浴びている時間以外、常に隙間なく勉強ができるわけです。

大学で講義を聞いてポイントをメモし、家で音声カードを作る(録音する)。机に向かって教科書を読み問題集を説き、翌日は、満員の通学電車の中、および通学路を歩きながら、前日録音した授業のポイントをひたすら聞き続ける。

また、祝祭日・夏冬休みは、そうして作られた音声カードを再び何十回も何百回も繰り返し聞く。最終的にカードの数は2万個を超えていましたが、紙のカードと違い、音声カードであればすべてを常に持ち歩けます。ここまでやればどんな頭が悪くても、人間である限り覚えられます。実際私は、医学部最後の2年間はそういう生活をしていました。ここまで苦労する?相当頭が悪いんじゃ…そう思うでしょうか。実際私もそう思いました。だから自分なりの勉強法を見つけ出した。そして、その甲斐あって、何とか落第せず国家試験受験資格を得、見事、54歳にして、ストレートで医師国家試験に合格できたのです。「国家試験なんてチョロかったぜ!」…本当はこう格好よく言いたいところです。しかし、正直、これは今思い出しても涙なくして語れない当時の生活です。いや涙なんか流している暇もなく、ひたすら勉強を続ける日々だったのです。

(格言2)『出来が少々悪くても問題ない。ただ、強烈なやる気は必要。~それさえあれば、なんでもなしとげられる

今、あなたのお子さんが大学受験生で「やる気はあるのに、なかなか覚えられない」と泣いているなら、ぜひ、この私の血みどろの記憶力大作戦の話を読ませてください。私のこの教えを実践したなら、その子の成績はびっくりするくらい伸びること間違いなしです。最後に締めくくりの格言です。

(格言3)『努力しても人生うまくいくかどうかわからない。しかし、受験は"正しい努力"さえすれば確実に報われる』

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