テストの結果
On Scores, Approval, and the Courage to Face the Truth
5月ですね。学校では新学年がスタートして1か月たちました。私が小学生のころ…まあ、昭和時代ですが…
テストがあると翌日採点結果が返ってきます。学校帰りに友達の家に遊びに行くと家の中からしんちゃんのお母さんの声が聞こえてきます。
「しんちゃん、お母さんに何か隠してない?昨日、算数のテストの結果、先生からもらったでしょ。斎藤さんちのよっちゃん、90点だったって言ってたよ。」
と、言われた真司君は、しぶしぶ
「はい、おかあさん、これ」
「なに?35点じゃない!」
今は分かりません。しかし、昭和の時代ではよく見かける光景でした。
学校のテストで点数が良いと、「今日テストがあったよ!」と言って、お母さんに自慢げに見せるくせに、点数が良くないと、隠してしまったり…
令和の今はどうなんでしょうか。
これに関しては子供に限らず、大人の世界だって同じです。会社で上司からの評価を上げようと、お父さんたちは毎日、気遣いで大変です。大統領だって国民からの人気がなくなるとクビになるので、世論調査の支持率の数字が気になってしょうがありません。
先日、私の母親が朝、一生けん命血圧を測っていました。
「あれ?こんな高いはずがない」
と言いながら、何度か測り続けているのです。
「毎朝、測った血圧をノートに記録して、先生のところに持っていくんだ」
2か月に1度、受診している内科の先生にみせるために毎朝、血圧を記録しています。そして、良い数値を見せようと、数値が悪いと何度も測りなおすようです。
「悪い数字は見せたくないのさ。良かったらほめてくれるし」とのこと。
そういえば、年に1回、外来で定期健康診断希望でやってこられる患者さんがいるのですが、結果を聞きに来られない。不思議に思って聞くと、
「結果が良いならいいけど、悪かったら聞きたくないから」
とのこと。
・・・あなたはどうです?今日の検査の結果は聞きましたか?
そろそろ、点数にこだわるの、やめにしませんか(笑)。

